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イニシエーティブ/レスポンシブと受容

イニシエーティブ活動とレスポンシブ活動

市場は時間の80%をフェアバリュー内で過ごすが、そこから離れようとすることがある。そのときのシナリオは2つしかない。Steidlmayerはこの活動を次の2種類に分けた。

  1. レスポンシブ(Responsive)
  2. イニシエーティブ(Initiating)

レスポンシブ活動

レスポンシブ活動は、市場参加者の期待される行動である。

  • 価格がバリューを下回ると、買いが期待される。
  • 価格がバリューを上回ると、売りが期待される。

例として、価格が前日のバリューエリアの上で寄り付いた場合、前日のフェアバリューに比べて高すぎると考えられ、前日のバリューへの回帰が期待される。

逆に前日のバリューエリアの下で寄り付いた場合は安すぎるため、買い戻されてバリューへ戻ると期待される。

レスポンシブ活動は、流動性のある水準まで急に伸びてすぐ戻る「スパイク」や「ストップ狩り」として観察されることが多い。

イニシエーティブ活動

イニシエーティブ活動は予期されない行動である。

  • 価格がバリューを下抜けたときの売りは予期されない。
  • 価格がバリューを上抜けたときの買いは予期されない。

こうした動きは、フェアバリューの認識が変化したときに起きる。例として、重要な経済指標の発表、地政学的変化、自然災害などがある。

これは、バリューを抜けて受け入れられるブレイクアウトとして確認できる。

補足の見分け方

  • 価格が前日バリューエリアにあるときに売りが増える、またはにあるときに買いが増えるなら、レスポンシブが優勢。
  • 逆に、バリューエリアで買いが優勢、またはで売りが優勢なら、イニシエーティブが優勢。

受け入れ(Acceptance)と失敗オークション(Failed Auction)

イニシエーティブ/レスポンシブは理論に近いが、新しい価格が受け入れられるかは比較的すぐに判断できる。

受け入れ(Acceptance)

  • 価格がフェアバリューを抜けた後、出来高が伴い、説得力のある値動きが出る場合、新しい価格が受け入れられる可能性が高い。
  • これは価格行動派が言う「サポレジ転換」に近く、十分な時間と距離を置いてリテストが起きる。
  • 市場参加者が新しい価格に合意したことを示し、旧バリューが再テストされると継続が期待される。

失敗オークション(Failed Auction)

  • 価格がバリューの外に出ても受け入れられない状態。
  • ブレイクアウト時に出来高が増えず、ローソク足の長いヒゲと、ブレイク地点への素早い戻りが見られる。
  • 典型的にはV字反転になる。

チャートからバリューを把握する方法

スポットFXの標準データでバリューを最も客観的に見る方法は、バリューエリアの高値(VAH)と安値(VAL)をハイライトした標準的なマーケットプロファイルである。

バリュー(バリューエリア)は、価格行動の68%(実務では70%に丸めることもある)が行われた領域を指す。

AMTの5つのルール(※筆者の見解では重要度は高くない)

  1. 価格がバランス領域に受け入れられると、反対側に戻る可能性が高い。反対側へ向かう前に、バランス端の再テストがよく起きる。
  2. バランス内の価格は端を拒否されやすく、動きは荒くなりやすい。
  3. 価格がバランス外に受け入れられると、不均衡化して新しいバリューを探す。多くの場合、過去のバランス領域のPOCに向かう。
  4. 価格がPOCから強く反応すると、ルール1を崩すことがある。
  5. バランスの端で時間/出来高が積み上がると、価格は抜けやすい。

署名: Seeking Fair Value