Keyboard shortcuts

Press or to navigate between chapters

Press S or / to search in the book

Press ? to show this help

Press Esc to hide this help

注文のアグレッシブ性と流動性

市場におけるアグレッション(成行注文)が重要な理由

指値(パッシブ)注文とストップ注文

  • 指値注文は板(DOM)に表示され、流入する成行注文と約定する。
  • 指値注文は「重い手(heavier hand)」と呼ばれることが多い。大口は成行を使うとスリッページが大きくなりやすいため、指値を中心に使う。
  • 意図を隠すためにアイスバーグ注文などの高度な注文タイプを使い、先回りされないようにする。
  • 指値を板に出すことは流動性を提供する行為(流動性供給)である。
  • 指値注文は、トレンド相場で価格の進行を止める役割を果たす。アグレッシブな市場参加者の成行が、指値の壁にぶつかり吸収されるためである。

成行(マーケット)注文

  • 成行は「市場価格で」執行される。
  • 成行は、ビッド/オファーで成立した実際の取引(デルタ)を示す。
  • 成行は各価格に置かれた指値に対して実行される。
  • 市場を動かすには成行が必要
  • 成行がある価格の指値数量を上回ると、価格は上または下にティックする。
  • 成行は板から流動性を奪うため、流動性テイカーとなる。
  • ブローカーが提供する多様な注文形態も、突き詰めれば成行か指値のいずれかに分類される。

これらは非常にシンプルだが、理解するうえでとても重要な概念である。

重要なポイント

  • 指値が多いのに成行が少ないと低ボラティリティになる。
  • これは、Euro Stoxx 50、ドイツ10年国債(Bund)、米国債など流動性の高い商品でよく見られる。
  • 逆に、出来高が多いのに流動性が薄い市場では、アグレッシブな参加者が板の薄い相手とぶつかり、激しい値動きが起きる。
  • DAX、金(Gold)、YM、ビットコインなどがその例。

結論: 市場を次の価格レベルに動かすのは、成行(アグレッシブ)と指値(パッシブ)の相対的な量である。

オーダーフローツールを使うと、日々展開されるこの「オークション過程」を極めて細かい粒度で観察できる。私(MakingMoves)は過去にオーダーフロー/フットプリントチャートの短い導入投稿を書いている。今後は、読者がオーダーフローの基礎を理解している前提で進めるが、重要な要素は初心者にも分かるように丁寧に説明する。オーダーフローとAMTは密接に結びついているからだ。

署名: Seeking Fair Value